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The Harimaya Bridge

2012.03.07.Wed.12:02
今日は、2009年に公開された映画「はりまや橋」をご紹介します。

監督のアーロン・ウルフォークからいただいたメッセージの翻訳も、最後に載せます。

はりまや橋 [DVD]はりまや橋 [DVD]
(2009/12/11)
ベン・ギロリ、高岡早紀 他

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とても美しく、情緒的で、ハートウォーミングな映画です。見て良かった!
とにかく感動してしまって、思い入れがハンパないので、久々に気合の入った長いエントリーとなります。
どうかお付き合いくださいませ。



2009年公開・日米合作
監督:アーロン・ウルフォーク
出演:ダニー・グローヴァー、ベン・ギロリ、高岡早紀、清水美沙、misono、穂のか、白石美帆



撮影・公開当時は、どちらかというと「石橋貴明の娘・穂のかが出演!」ということで
話題になりました。

ですが、私としては、、

・黒人(アフリカ系アメリカ人)監督
・日本(高知)で撮影
・ダニー・グローバー、ベン・ギロリが出演

というのが、いちばんの注目点です。

harimaya ben and danny


・・・にも関わらず、劇場に見に行くこともしなかったのは、タイトルがいかにも「邦画っぽい」感じであったのと、お恥ずかしながら、アメリカ人監督=黒人監督、であることを当時は知らなかったためです(^^;)。

それが、今回見ようという気持ちになりましたのは、たまたまFacebookを通じて監督のアーロン・ウルフォークとお友達になったのが理由です。
(正確に言えば、私の直接の知り合いの、友達の友達というかなり遠い縁なのですが:笑)

Twitterでフォローするのと同じような、気軽な気持ちでフレンドリクエストを送ったのが、約1年前。

その後、すぐに震災がありまして。

アーロンは、私が仙台に住んでいるというのを知って、すぐに「大丈夫ですか?」とメッセージをくれました。
その後も、私のポストにコメントをくれたり、とにかくマメでやさしい人だな・・・という印象でした。

harimaya+bridge+and+aaron_convert_20120307120427.jpg


そしてようやく1年経って映画を見たわけですが・・・
とにかく、涙が止まりませんでした。

まずは、あらすじです。

サンフランシスコで暮らす写真家のダニエル・ホルダー(ベン・ギロリ)には、愛してやまない一人息子・ミッキー(ヴィクター・グラント)がいた。しかし、ミッキーはアメリカを飛び出し、日本の高知県のとある町に英語教師として赴任、画家としての才能も発揮していた。だが1年も経たずにミッキーは交通事故に遭い命を落としてしまう…。悲しみに暮れるダニエルには、太平洋戦争で自らの父を失った過去があった。そして、戦争で父を日本兵に殺され、息子をも日本で命を失ったのだ。そんな日本への抑えきれない嫌悪感と偏見を抱えながらも息子が遺した絵をかき集めるため、ダニエルは単身日本を訪れる。そこで、意外なまでに高知の人々に愛されていた息子の生活を目の当たりにし、激しく戸惑う――。国と国、人と人、そして文化と文化を繋ぐかけ橋をテーマにした、日米合作映画。




なぜ、ここまで感動したかと言いますと、私自身の状況と重なる部分が、あまりにも大きくて・・・共感度がハンパないんですね。

個人的なことになりますので、以下は続きの中に収納。
実は最近、アメリカ人男性とブロークアップしまして。
理由は、コミュニケーションの仕方の違いとか、文化的な違いとか、いろいろですけれども。
そういった溝を最後まで埋めることができず。
私は「なぜわかってくれないの?」と思ったし、彼からすれば
「なぜ、彼女はあのようなことを言うのだろう?」と、終始思っていたのではないかと。

もちろん、日本人同士でもそういったすれ違いは多々あるわけですが、
やはり言葉や文化の壁の大きさを、改めて痛感した出来事でした。
知り合って1年かけて、十分に相手の気持ちを確認してから付き合ったのですが、それでもうまくは行かなかった。
愛情だけではなんともならないことってあるんだなと。

また、私自身、父親とも母親とも交流のない状態なのです。
父は10代のころに母と離婚して家を出てからなんですが、母とは30代になってから私のほうから断絶してしまいました。
英語で「Judgemental」という言葉があるんですが、母はまさにそのタイプ。
自分の価値観で良い悪いを判断し、それを娘にも押し付けてしまうんですね。
「ふーん、なるほど。あなたはそうなのね。」と流すことができない。
すぐに「それはいいわね。」「それは、だめ。直しなさい」と。ふたつにひとつしかない。
なので、ありのままの自分を受け入れてもらえず、葛藤して苦しんだ結果、会わない・話さないという選択をしたのです。

そういった背景があるものですから、映画「はりまや橋」の中の、親子の葛藤や、冒頭で日本文化を理解せずに、傍若無人に振舞うダニエル(ベン・ギロリ)の姿に、個人的に思い出すことがたくさんありまして・・・それでもう、涙、涙。

それと、「はりまや橋」は、映像が綺麗です。ロケ地の写真が満載のページがありました。本当に綺麗。

撮影監督が、中掘正夫さんという日本人の方で、高知の田園風景がすごく美しく撮られています。
私自身、田舎出身で山や田んぼを見ながら育ちましたので、風景だけでも郷愁を感じます。
また、音楽も良い。
「ニュー・シネマ・パラダイス」的な、ノルタルジックな雰囲気満載なの。

こちらが予告編。




ファンタジックすぎるとか、予定調和的な展開であるとの突っ込みもあるかもしれませんが・・・私は、アーロン監督の日本に対する愛をたくさん感じてしまって、もう号泣でしたよ。

あまりにも感動してしまって、上記のような個人的な状況も含めて、メッセージをしましたら、これまたすごく丁寧なお返事をいただきました。
アーロンのように、みんなが考えることができたら、世界はもっと平和になるのになあ・・・と、つくづく思います。

アーロンと高岡早紀さん

saki and aaron


ご本人にも了解を得ましたので、抜粋して翻訳させていただきます。

Megumi、あなたの人生の大事なことまで、僕に話してくれてありがとう。
僕の映画「はりまや橋」が、そんなに深くものごとを感じさせたなんて、とても光栄です。 
「はりまや橋」は、日本の田舎に対する僕のラブレターのようなものなのです。
そこで暮らす人々、文化、お寺や神社など、私の愛するものを描きたかった。

主人公ダニエルのように、悲しみの中にある人物が、自分自身を発見していく姿も表現したかったのです。そして、黒人と日本人のロマンチックなラブストーリーも・・・。メディアにはステレオタイプ的な描き方が多いけど、どの人種にも良い人も悪い人もいるからね。

あと、強い日本人女性を描きたかった。
清水美沙さんと高岡早紀さんが演じた役柄は、タイプは違うけど、とても強くて、複雑な女性。
アメリカのメディアで描くような、か弱いアジア女性では決してないんだ。

主人公のダニエルの行動で、アメリカ人が外国を訪れたときに、どれだけ間違った振る舞いをするかということを見せたかった。残念ながら、多くのアメリカ人には、他の文化や伝統を見下してしまう傾向がある。どこに行っても、アメリカ風に何でも変えてほしい、やってほしいと思っているようだが、これにはいつも僕は怒りを感じる。違う国に行ったら、そこの文化や伝統に敬意を払うべきだと思うよ。ダニエルも、最初の我がままな態度では、何も得るところはなかった。でも最後に、日本の文化や日本人に対してリスペクトする方法を学んだから、彼が必要だったことを達成することができたんだ。

異人種・異文化間の恋愛は、とても美しいことだと思う。
でも、お互いが自分たちの人生や歴史・伝統に敬意を払うことができなければ、なかなか難しい。
僕の知り合いのアメリカ人でも、日本人のガールフレンドがいたりするが、本当に彼女をリスペクトしているかというと、そうでもない。彼女の家族や仕事、近所との関係などの状況を考えている男は、あまりいないと思う。だから、日本で暮らすことを選択せずに、すぐにアメリカに引っ越すように言ったり、宗教を変えさせたりする。まるで女性の側の文化や伝統を忘れるように言っているように思えるんだ。このような場合、男の側が、女性に「どうしたいか」を聞いたりはしない。女性の人生にとって大切だったことを理解しようとしないんだ。すべての恋愛関係で、「与える」ことは必要だけれど、国際恋愛・異文化間恋愛では、そのことがもっと重要だと思う。

もっと書くことはできるけれど、僕はいつも書きすぎてしまうから、ここでやめておきます。やさしいメッセージを本当にありがとう。
みんなに「はりまや橋」を見てもらうよう、言ってもらえると嬉しいです。
何よりも「口伝え」な評判が、いちばん説得力があると思うので・・・。



私の方こそ、こんなに素敵な映画を撮る監督から、直接メッセージをいただけたなんて、本当に光栄です。

アーロンは、20代のときの1年間、ALTとして高知県で過ごしました。
彼の経歴はこちら

日本への『愛』を感じる映画です。
ぜひぜひ、ご覧くださいませ。

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コメント
ココまで熱く熱心に綴られちゃうと、俺のブログでは紹介し辛くなりますwww。
あれ。GEE-Qさんのところでは、まだ紹介してなかったっけ?
これねえ、見たタイミングが、「泣け!」って言われてるような、ドンピシャな時期だったんですよ。
まず冒頭がお葬式から始まるでしょ。
サークルの先生を亡くした直後だったから、それでまず号泣。
その後、これでもか、これでもかと、シンパシーの嵐でございました(笑)。

1年前に見たら、もう少し違った感想だったかもしれません。
でも、アーロンは本当に良い人過ぎて、彼のメッセージ見て、また泣きましたもん。
はじめまして
はじめまして。
韓国在住のものです。サニーエモリーを偶然に知り、いろいろ検索したらこちらにたどり着きました。
突然ですが、こちらお聴きになりましたか?
http://soundcloud.com/unclekipper/truthll-set-you-free-ft-eric
私は、こちらのKipper、クラプトンのファンなんですが、とってもかっこいい曲なんで、ついついコメントさせていただきました。
知っていたらごめんなさいね。
Re: はじめまして
makiさん、こんにちは。
前ブログの、サニーエモリーの記事から、こちらに来てくださったんですね!
感激です。ありがとうございます!v-290
この曲は知りませんでした・・・と言いますか、サニーのことをネットで調べて、どういう人物かわかっただけですっかり満足してしまい、その後の動向はあまり追っていなかったというのが、正直なところです。v-356
めっちゃFunkyでカッコいい曲!どツボです。
情報ありがとうございました。
・・・って仙台在住なんですか!
すみません。
韓国在住って、最初に書いてありましたね。
失礼いたしました。v-356

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